2012年11月25日

はままつ再発見!てんはまエコツアーin佐久間

はままつ再発見! 「てんはまエコツアーin佐久間」を実施しました。
■実施日 平成24年11月10日(土)

浜松市天竜区佐久間の自然・歴史・文化資源を訪ねるツアーを実施しました。
ここは、浜松の遠野と呼ばれる(?)民話の郷です。
参加者は25名。小型バス満員でした。

最初の訪問先は、佐久間町相月の「縁側カフェゆい」です。ここは田舎暮らしのため空き家を活用して移住を進めている地域です。
静岡県駿東郡清水町から移り住んだ山田さんが、縁側で訪れる人をもてなし、コミュニケーションする場を作っています。



 

中山間地域の悩みの1つに作った作物が鳥獣被害にあってしまうことです。
イノシシ、シカ、サルなど丹精込めた農作物が被害にあってしまいます。

手作りのお菓子(そばまんじゅう)や栗の甘露煮などとお茶をごちそうになりました。


その土地のものを食するのもエコツアーの楽しみの1つです。

さて次は、北条峠(ほうじとうげ)の民俗伝承館で、語り部の会「やまんばの会」の山本さんから地元に伝わる民話を聞きました。
 

方言で民話を話せる人が減ってきているとのことです。

民話を聞いた後は、名物の「そば定食」をいただきました。


そばもおいしいですが、郷土食「とじくり」もおいしく、はじめて食べる方もいました。

そばの栽培からやるともっと楽しいかも?

この峠は、中央構造線が通るところです。中央構造線は、糸魚川のフォッサマグナから諏訪湖を経て、さらに豊川、紀伊半島、四国から九州へとつながる断層帯です。ここで記念撮影。

★写真をクリックすると画像が大きくなります。

北条峠から移動し、中央構造線を南側に眺める地点に立ち寄りました。
 

民話でも紹介された「竜王権現の淵」へ行きます。急傾斜な山道を降り、吊り橋を渡っていきます。
 

すると神秘的な滝があります。


ここでも記念撮影

昇り降りが大変ですが、なかなか来られない所に来ることができました。

最後は、かつて天竜川の銀座と呼ばれた「西渡(にしど)」と山香地区に来ました。ここは、かつて塩の道として物資が行き交うところでした。


急斜面であるため、馬などで運べないため、舟から降ろした荷物を人(浜しょいさん)が担いで運ぶの道でありました。


狭い道でしたが、小型のバスで「大地と民話の郷」を探訪しました。
浜松市内でもいろいろなところがあるものです。



  


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2008年10月28日

みさくぼ大好き応援団モニターツアー

「みさくぼ大好き応援団の仕組みづくり」として、環境学習モニターツアーを実施しました。
10月25日(土)・26日(日)の1泊2日でバスを使って遠州灘から天竜川を遡り、水窪町にいきました。
まちづくりに関心のある方、主催団体のメンバーとその友人の親子など健常者から障害を持つ子供まで様々な立場の方34名がモニターとなって実施しました。

まず最初に天竜川のダムによる影響を受けているといわれている「遠州灘海岸の浸食」状況を見学しました。
侵食の被害がひどい馬込川河口付近で国土交通省浜松河川国道事務所調査一課の高橋課長より天竜川と海岸侵食の状況やダム再編事業について説明を受けました。
侵食の状況や県が行っている河口付近の改修工事を見学しました。










水窪に着くと、水窪観光ボラティアガイドの会の方々がバスに同乗し、説明しながらバスを進めました。
険しい山道を登り、徳川家康公のゆかりの「山住神社」を訪れました。この神社は、本事業の柱であります間伐材の利用を普及啓発する「竜水護森木札」(絵馬)を奉納している水源地の神社であります。
神社の境内で昼食として水窪のふるさと弁当を食し、山村の味を堪能しました。









エキゾチック倶楽部からは、木札の事業の説明を行いました。


標高1200mのスーパー林道から見える山々は紅葉で色づき、「野鳥の森」からの風景は浜松市の大自然を感じました。


天然記念物の「カモシカ」が突然バスの前を横切るなど、貴重な経験をすることができました。
なお、スーパー林道は冬季は閉鎖されます。

水窪川の上流に位置する「水窪ダム」を見学しました。
このダム湖は、昭和33年に完成した発電用のロックフィルダムですが、ワカサギやヘラブナなどのメッカでもあります。
水窪のボランティアガイドさんから、かつてこのダムで水没・移住した集落の説明を受けました。










水窪をまるごとめぐるツアーとして、三遠南信自動車道とつながる「草木トンネル」を廻り、水窪町内に点在する限界集落の各地をめぐりました。山村の暮らしの厳しさと現実を知りました。


本事業の訪問先のメインであります「ワンワンの森」に行きました。
ここでは、水窪町のまちづくり団体「ここほれワンワン塾」の副塾長を務める小林さんから、ワンワン塾の説明とワンワンの森の説明を聞きました。


この森は、浜松市の市有林(10ha)をワンワン塾が無償で借り受け、住民がボランティアで管理しながら、自らの活動拠点として活用しています。
都市部の「魅惑的倶楽部」メンバーとの交流の場や「プレンティアの森」などの環境学習の場としても活用しています。



ここほれワンワン塾は、地域の資源を掘り起こし、水窪の活性化のために15年近く活動している団体です。
このメンバーがボランティアで間伐や下刈りなどを行っていますが、森の管理経費を捻出するため、日本一ヤマメつかみどり大会などのイベント運営や浜松のまちなかイベントやオートレース場で水窪をPRしながら物産販売などを行っています。

塾長の板橋さん(本業は左官業)からは、チェーンソーで「スギの木の「間伐作業」を実演してもらいました。木の倒れる音は圧巻でした。板橋さんからは、山の仕事を知ってもらい、間伐の方法や必要性を説明してもらいました。
年間60日ほどワンワン塾のボランティア活動をしているとのことでした。


昨年、山から切り出したスギの木を4mの長さにして運び出し、トラックで製材所にもって言っても65本で75,000円(1本あたり1,150円)程度しかならず、林業が成り立たない現実を知りました。

板橋塾長は、この森を市(旧水窪町)から借りてスギやヒノキの人工林だけの森を広葉樹も植えていく活動を紹介しました。
エキゾチック倶楽部の植えた「モミジ」の木も少しずつ大きくなっています。
しかし、最近ではせっかく植林しても新芽が出ると”シカ”に食べられ、広葉樹もなかなか育ちにくいなど苦労話も聞きました。

夜は、山村開発センターでモニター参加者と水窪のメンバーと水窪の郷土料理を食べながら交流会を行いました。
粒食料理など都会の親子にはなかなか食べられない貴重な経験をしました。












翌日の「国盗り峠の綱引き大会」を主催する天竜商工会水窪支所青年部メンバーが翌日の「遠州軍」勝利を誓って挨拶にやってきました。

このように交流会では、参加者がその日の感想や水窪に対する印象などを述べ、楽しい交流ができました。
そもそも10年前に魅惑的倶楽部の前身のグループが水窪で初めてミュージカルコンサートをした際、コンサートの打ち上げでワンワン塾との交流会を行ったその会場で本日の交流会を再現したものです。
10年前と同様に”胴上げ”をして親交を深めました。



翌日は、あいにくの雨でしたが、シートをかけて、ワンワンの森の倉庫前で「竜水護森木札」の制作協力をモニターの方々にも一緒にやってもらいました。
間伐材を輪切りにして、1枚1枚サンダーや紙ペーパーで木札を丁寧に磨いていき2000枚以上を制作しました。
この木札を浜松市内の障害者授産施設で焼印・穴あけ・ヒモ通しの作業をしてもらって、市民にチャリティで1枚300円以上で環境と福祉に寄与していくことになります。当日は1500枚を制作しました。










木札を黙々と磨くだけでも大変な作業で「竜水護森木札」のありがたさを痛感しました。

みさくぼ大好き応援団の団員になり、一緒に活動する仲間ができました。










最後にワンワン塾(上流域の担い手)ともう1人(下流域)の担い手たちで記念撮影。

午後2時過ぎに水窪の人たちの温かさ、人の良さを感じてバスに乗って一路浜松駅まで。車で約1時間半。
同じ浜松市内でありながら遠いと思ったものが、何回か行くと案外近い距離に感じるものです。

11月15日(土)には、浜松のまちなか(板屋町)でPR展示と第2回ワークショップを実施します。
  


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2008年10月07日

新たな公・みさくぼ「竜水護森木札」のPR

新たな公によるコミュニティ創出支援モデル事業のみさくぼ大好き応援団「竜水護森木札」のPRをしました。

10月5日(日)浜松市中心市街地で開催された「秋の収穫祭」で物産販売と竜水護森木札をPRしました。

水窪の「ここほれワンワン塾」がワンワンの森(市有林)の管理をするための資金を稼ぐことを目的に出店しましたが、本事業も忘れずPR.


ここほれワンワン塾のメンバーがスギの間伐材を使って、手作りのワンワンの森里親基金・募金箱(試作品)を作り、これをお店や事業所に置いていくものです。

みさくぼ大好き応援団の団員証のサンプルもできました。
水源地の山住神社の「こま犬」を使い、ワンワン塾なので「犬」モチーフにして焼印も作りました。
この応援団員証は、天竜スギのフローリング材の端が廃棄物として捨てられているということで、それを「リユース」して団員証として利用します。団員は”500円”を「ワンワンの森里親基金」として協力してもらいます。
11月から各地で展開していきます!!  


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2008年10月06日

「みさくぼ大好き応援団モニターツアー」参加者募集!

水窪町の環境学習を体験し、森林環境を共に支えあう仕組みを考える
「みさくぼ大好き応援団モニターツアー」参加者募集

今年度、天竜川上下流域の市民や都市住民・NPOが主体となって、浜松市天竜区水窪町をモデルに、交流を通じ地域を知り、“森林環境”の保全・管理ついて、共に支えあう「仕組みづくり」を研究していきます。
今回、天竜川・水窪の自然や環境を学ぶ体験交流のモニターモデルツアーを募集しています。お気軽に参加してください。

みさくぼ大好き応援団モニターツアーのチラシ 
★ツアーモニターの募集チラシ・WORD(420KB)


■日 時:平成20年10月25日(土)・26日(日)※雨天決行
  ○集合10/25  午前8:20浜松駅遠鉄百貨店南側(8:30出発)
  ○帰着10/26 午後4:30頃浜松駅着(予定) 
※原則として1泊2日のバスツアーですが、現地へ直接来ても構いません。
※日帰りを希望する方は、ご相談に応じます。

 詳細の行程はこちら⇒(WORD49KB)

■場 所/浜松市天竜区水窪町(イロウ園地・ワンワンの森公園ほか)

■内 容/①天竜川の環境や水窪の自然・文化を知る(天竜川の河口・海岸侵食から天竜川北上・水窪へ)
      ②市有林での市民グループが行っている森林作業を知る
       ③間伐材を利用した「木札」の制作作業に参加する
      ④水窪の人たちとの交流(市有林や過疎地域の祭りの活性化)

■参加費 1人2,000円(2日分の昼食付、交流会と宿泊費は別途)
       ・郷土食交流会(モニターの会費は主催者が負担します)
       ・宿泊(旅館) おひとり様1泊朝食付 6,000円~6,500円

■定 員 30名

■参加者 どなたでも構いません(高校生以下は保護者同伴でお願いします)

■締切り 10月15日

■服装・持ち物 歩きやすい服装、靴でお願いします。
          軍手を持参してください。

■主 催:みさくぼ大好き応援団推進協議会
(NPO魅惑的倶楽部、水窪ここほれワンワン塾、NPO地域づくりサポートネット)

【問い合わせ先・申込み先】
みさくぼ大好き応援団推進協議会事務局(NPO法人地域づくりサポートネット:山内)
浜松市中区板屋町527番地 静岡不動産ビル3階
電話053-455-0220  FAX 053-455-0328
URL http://www.shizuoka-t.net  Eメール info@shizuoka-t.net  


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2008年09月21日

9/13みさくぼ大好き応援団のPR

平成20年9月13日・14日ソーラーバイクレースが行われた浜松オートレース場においてモデル事業のPRと応援団の協力の証として取り組んでいる「竜水護森木札」のチャリティを行いました。
新たな公によるコミュニティ創生支援モデル事業で行っている「みさくぼ大好き応援団の仕組みづくり」の一環として、ソーラーバイクレース実行委員会との協働により実施しました。
「竜水護森木札」とは、天竜川の水を護る森に感謝する「木札(絵馬)」のことで、水窪のワンワンの森(市有林)から間伐材を切り出し(利用促進PRのため)、障害を持つ人たちが働く施設で製作してもらう環境と福祉に貢献する市民でもできるプロジェクトです。





県内外から学生や市民団体が参加する太陽光をエネルギーとするソーラーバイクのレースが「オートバイのまち:浜松」で開催されました。このイベントには、オートレース競走会のチームも参加し、6時間耐久など2日間にわたって開催されました。
ソーラー活用という環境イベントとコラボして、森林の環境啓発を行うという趣旨です。









会場に訪れた若い女性も「竜水護森木札」の意義を理解してくれ、快く協力してくれました。
スタッフから水窪の話を聞くと、「行ってみたい!」と興味を示してくれました。
ソーラーバイクレース実行委員会も木札80枚を協力してくれました。
この方々も新たな「みさくぼ大好き応援団員」となりました。









10月25日(土)・26日には、天竜川と水窪の環境・歴史を知ってもらい、市民のまちづくり団体が管理している「ワンワンの森(市有林)」で森林環境の学習体験などを行う「みさくぼ大好き応援団モニターツアー」を開催します。
JR浜松駅から1泊2日(日帰りでも可)のバスツアーです。
モニターには、2000円(2食分の昼食代相当)の参加費と宿泊費・交流会費は個人負担となります。自然豊かな水窪と温かい水窪の人の幸にふれてみませんか?

モニターとして参加してみたい方はこちらに
★みさくぼ大好き応援団推進協議会事務局(Tネット)電話053-455-0220  Eメールinfo@shizuoka-t-net  


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2008年09月06日

新たな公・第1回みさくぼ大好き応援団WS実施

平成20年9月5日、第1回みさくぼ大好き応援団ワークショップを行いました。
これは国土交通省の「新たな公」によりコミュニティ創生支援モデル事業の一環のワークショップです。
モデル事業は、天竜川の上・下流域、都市と農山村の交流・連携により、合併後の浜松市が都市側の市民・企業・行政が協働して水窪町をモデルに森林環境を支え合う仕組みづくりを研究していきます。

NPO法人魅惑的倶楽部、水窪町のここほれワンワン塾、天竜商工会水窪支所、NPO地域づくりサポートネットが主体になり、下流域の企業、市民、NPOなど多種多様な方々を巻き込みながら、仕組みの研究や試行を行っていきます。

みさくぼ大好き応援団推進協議会の代表 NPO法人魅惑的倶楽部(エキゾチッククラブ)鈴木恵子理事長より、本事業に寄せる思いを述べました。
また、エキゾチッククラブの水窪のワンワン塾の出会い、水や緑の環境と音楽やパフォーマンスを通じた10年来の交流活動について紹介しました。仕組みづくりの柱となる天竜川の水を守る森に感謝して間伐材を利用した「竜水護森木札」のチャリティ事業を紹介しました。

NPO法人地域づくりサポートネットの山内より、モデル事業の趣旨、具体的な事業内容、進め方を説明しました。この事業が水窪町の「ワンワンの森(市有林)」をモデルに森林の維持管理と活用を研究していくことから、天竜川・北遠・水窪の森林環境の現状や課題をデータを使いながら説明しました。人の手で林業として管理してきた森林が維持できなくなり、生活に必要な水やCO2を吸収する都市側の埋め合わせ(カーボンオフセット)の考えを提案した。


NPO法人魅惑的倶楽部長田副理事長より、9月1日に実施した「現地調査」の結果を写真で見せながら、天竜川の現状、水窪各地の資源を紹介しました。
水窪の郷土食(きびを使った粒食)、山住神社の歴史、塩の道で長野県境にある「青崩峠」のようすなどを紹介しました。
また、モデルとして研究・試行する「ワンワンの森(市有林)」を説明しました。

3つのグループに分かれて、水窪に関する感想、流域連携や「竜水護森木札」の仕組みに関するアイデアなどを意見交換しました。
参加者は、「同じ浜松市内でもなかなか行くことが少なく、いい所もあるが、知らないことが多いことがわかった」という感想が多く、まず楽しく知ることが大切で、そのための交流事業を行うべきとの意見が寄せられました。
温かい心を持った水窪の人が好きになり、交流を続けている人もいました。

今後は、10月25日・26日に1泊2日で水窪へのモニターツアーを実施し、水窪を肌で感じ、環境学習や交流のプログラムを試行していく。また、第2回ワークショップは11月15日(土)に中区板屋町会館で行っていきます。




  


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2008年09月03日

新たな公・水窪「現地調査」

新たな公によるコミュニティ創生支援モデル事業「みさくぼ大好き応援団」の仕組みづくりの取り組みで、9月1日に天竜川・浜松市天竜区水窪町に「天竜川・水窪の現地調査」を行いました。
これは、現状確認と10月25日(土)・26(日)に行うモニターツアーの企画と体験プログラムづくりを目的に実施しました。

天竜川の河口・遠州灘の海岸侵食が激しい所(馬込川河口西)を視察しました。子供のころ見た砂丘はほとんど消えようとしていました。
以前、ゴミを埋めたところが台風により海岸が侵食され、ゴミが出てきてしい、大問題になったところです。
そこを重機が入って普及工事をしていました。

車は天竜川を北上。徐々に緑が多くなり、長年水窪との交流をしていると、距離が短くなったような気がしました。実際に、トンネルが数箇所できて、走りやすくなりました。
秋葉ダムでは、いくつかの場所でダム湖の堆積土砂を浚渫していました。













「竜水護森木札」が奉納してあり、水源地である水窪町の『山住神社』を参拝しました。この神社は、こま犬ではなく、山犬が守っています。
かつて、徳川家康が武田信玄に追われて逃げ、山犬を”オオカミ”と思った武田軍は家康をあきらめて退き、家康は命拾いをしたところから山犬となっていることを聞きました。
それから、スーパー林道を走り、野鳥の森に行き、そこからの山々を眺めました。その先は土砂崩れがあり、水窪ダムには、行くことができませんでした。











水窪町の最北端で、かつての塩の道を歩き、往時の大変さを感じながら長野県境の「青崩峠」に付きました。武田信玄が腰を下ろした場所、馬で物資を運んだことなど道の歴史に触れました。
しかし、昔は青崩峠から中央構造線が見えていた記憶がありましたが、木が大きくなって、中央構造線を眺めることができませんでした。だたし、青崩の名のとおfり、青い崩れやすい斜面はしっかり見ることができました。









青崩峠・塩の道の山中で、Tネットの高木さんが山ビルに刺されて、靴下が血で真っ赤になりました。
靴下の上から刺すなんて驚くべき生きる力です。結局、5人中3人が刺されてしまいました。
最近は、カモシカなどの野生動物に付き、野生動物が餌を求めて里にも出てくるので、山ビルも里にいるようになったそうです。
ワンワン塾の板橋さんが、タバコの火で山ビルを殺していました。
つぶせばいいのにと思ったら、まず火の熱でヒルを体から離してからでないと、そのまま取ると血がたくさん出ると山の知恵を教えてもらいました。結局、高木さんは夜10時過ぎまで血が止まらなかったそうです。












最後に、この事業の「モデル地区」としている、市有林イロウ園地(通称ワンワン公園)を視察しました。
合併前に水窪町が町有林を園地として散策路や見晴らし台を整備しましたが、維持できなくなり、ここほれワンワン塾が賃借して、市有林を間伐、枝打ち、植樹など山の管理をしてきました。
ワンワン塾の人たちは、林業家ではありませんが、ボランティアで休日管理作業をしています。
旧水窪町の時代には、ワンワン塾の活動費を様々な形で支援していました。しかし、浜松市になってそのような活動の支援はなくなり、自前で作業していますが、できることには限界があると言います。

10月のモニターツアーでは、ここで間伐の実演や玉切体験などをやってもらう予定です。  


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2008年09月02日

みさくぼ大好き応援団ワークショップ

平成20年度の国土交通省「新たな公」によるコミュニティ創生支援モデル事業に採択された「みさくぼ大好き応援団の仕組みづくり」の一環で、水窪の森林環境をモデルにして、上下流域の市民や都市住民・NPOが主体となって、交流を通じ地域を知り、CO2を吸収し生活に必要な水を蓄える“森林環境”の保全・管理ついて、共に支えあう「仕組みづくり」を研究していきます。

今回その仕組みづくりに関するアイデアを出し合うワークショップを開催します。
 天竜川や環境に関心のある方、地球が好きな多くの参加をお待ちしています。

◆名称  みさくぼ大好き応援団ワークショップ
◆日時  平成20年9月5日(金)18:30~21:00
◆場所  浜松まちづくりセンター 2階第一研修室(参加無料)
◆内容  ①モデル事業の趣旨説明
       ②NPO魅惑的倶楽部の上下流の連携事業報告
       ③合併後の水窪町の現状と課題、水窪ここほれワンワン塾の取り組み報告
       ④グループ会議
        -水や地球環境を守る「森」を維持する仕組み(アイデア)の意見交換
◆参加者 関心のある方ならどなたでも構いません。事前に申し込みの一報を入れて下さい。
◆主催  みさくぼ大好き応援団推進協議会
       (NPO魅惑的倶楽部、水窪ここほれワンワン塾、NPO地域づくりサポートネット)
◆問い合わせ先・申込み先
  みさくぼ大好き応援団推進協議会事務局(NPO法人地域づくりサポートネット:山内)
   電話 053-455-0220  Eメール info@shizuoka-t.net

※駐車場はご用意してありません。できる限り公共交通をご利用願います。

  


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