2013年09月24日

9/21【福島県の巻その2】避難者ふるさと訪問復興応援ツアー報告

避難者ふるさと訪問復興応援ツアーのメイン事業。

9月21日(土)南相馬市の方々との交流会を行いました。
南相馬市から静岡県浜松市に避難されている川里さん・新妻さんのお父さん・完戸さんがいろいろな団体に声をかけていただき、大変盛大な交流会となりました。




南相馬市桜井市長も来てくれました。
真ん中が桜井市長、右側が完戸パパ、左側がTネット山内


南相馬市の方とツアー参加者との交流


相馬野馬追などで使われる ほら貝の披露


地元の民謡グループが民謡の披露


川里さん、新妻さんとそのお友達による演奏会(今年2月浜松で行った絆コンサートの再現)



浜松市ゆるキャラ 出世大名「家康くん」からのメッセージ披露



浜松市危機管理課長からのメッセージ披露


NPO法人フロンティア南相馬の草野理事長との交流、「家康くん」の人形とグッズを贈呈


楽しい交流会、しかし、被災地を忘れないことが大切!
これから交流を続けていくためのきっかけに!
全員で記念撮影 掛け声はチーズではなく、「ハグキー」
画像をクリックすると拡大


翌日、お別れのとき。完戸夫妻は、参加者と握手を交わし、再会を誓いました。
原町の駅・動かないスーパーひたちをバックに記念撮影。


実は、次週お孫さんの運動会を見るため、浜松に来るそうです。  


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2013年09月24日

9/21 避難者ふるさと訪問復興応援ツアー報告(福島県の巻その1)

避難者ふるさと訪問復興応援ツアーの福島県は南相馬市へ行きました。
【南相馬市 その1】

浜松に避難されている川里さん、新妻さん姉妹のふるさとです。彼女たちの案内で南相馬市の被災地を視察。


そして、川里さん、新妻さん姉妹のパパ完戸さんが現地を案内。
まず、完戸さんたちの自宅があった場所(津浪で流されました)2.4haを活用した、太陽光発電とドーム型の植物工場「南相馬ソーラー・アグリパーク」を訪問。

地権者は市に土地を提供し、市が施設を造り、民間が運営する方式。
ここではレタスを生産し、ヨークベニマル(スーパー)で販売している官民連携プロジェクト。さらに子どもたちの環境学習の場として活用されている。
完戸パパが、震災前と現在のこの場所の話をしてくれました。そして、運営している(社)福島復興ソーラー・アグリ体験交流の会の半谷代表理事から理念、内容、しくみについて説明してくれました。


三菱商事復興支援財団をはじめ、ヨークベニマル、三井住友海上、東芝、KDDIなどの企業の寄付を受けながら雇用の場を作っています。
自然エネルギーを学ぶ場所として、将来を担う子どもの環境教育に活かしています。
静岡県の子どもの環境教育旅行に活用できるかも・・・。

野菜工場で作られた野菜でサンドイッチを造り、昼食を食べました。とってもおいしい!!






食事を終えて、被災地をバスで回りました。完戸さんのバスでの説明はたいへん興味深いものです。


まずは北泉海水浴場。地元の人たちの憩いの場でありました。
周りにはたくさんのお店や住宅もあったそうですが、何もその形跡はありません。


南相馬市は各地でこのように津波浸水区域がそのままの状態になっています。防波堤などを整備し、公園にしていく計画とのこと。


震災直後、国道6号の道路ぎわには、流された船がたくさん見られたそうです。

「みちのく鹿島球場」は、市指定の避難所になっており、3.11の地震でも多くの方が避難されましたが、そこに大津波。
ほとんどの方が亡くなりました。5人ほどバックネットによじ登った方がおり、その方以外は犠牲になりました。
避難所指定場所が津波に襲われ、避難した人が被害にあった話は陸前高田でも聞きましたが、ここも同じでした。
想定外??


犠牲者の慰霊碑が建っていました。


同じ南相馬市の小高区は、市内の他地区とは状況が違いました。
小高区は原発から20km圏内。ようやく立ち入り制限は解除されたものの、いまだ電気、水道もなく、住める状況ではありません。お店も閉めたまま。車も津波で流されたままの状態で放置されています。
このまちの復興はどうなるのか、いつになるのか・・・・・。




次は、南相馬市の方々との交流会(続く)
  


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2013年09月23日

9/21【宮城県の巻】避難者ふるさと訪問復興応援ツアー報告

静岡県へ避難されている川里さん、新妻さん、鈴木さんの案内でふるさと宮城県山元町、福島県南相馬市への復興応援ツアーを実施しました。
参加者は、案内人・スタッフを含め33名。静岡県内だけでなく、大阪や東京からも参加していただききました。

9月20日(金)夜浜松・静岡をバスで出発。翌朝21日は宮城県山元町に着きました。
ここは浜松に避難されている鈴木さんのふるさとです。

2mほど津波が来た鈴木さんの自宅を見学しました。築後7年ほどの立派な家が津波浸水。床下には泥でいっぱいになり、ボランティアが書き出してくれたそうです。


修理してここに住もうか迷っているそうです。

JR山下駅跡地に行きました。このあたり一帯津波の浸水があり、JR常磐線は走っていません。


山元町の私立「ふじ幼稚園」を訪問。津波が幼稚園バスを襲い、園児8名が亡くなった。ここはTネットのヤマウチ代表の親戚が経営。
園児の遺族から訴訟を受けているとのこと。石巻の幼稚園とは、事情が違うそうですが、たいへんな状態です。
昨年8月に現在の場所で再開し、園児113名が通っているそうです。


山元町から浜松に避難している鈴木幸子さんが震災前・震災後の状況を説明


もう1か所、山元町立中浜小学校跡を視察。


地元で復興支援活動を続けているNPO法人未来に向かって助け合いの福井理事長から状況の説明を聞きました。
海岸から近い学校では2階まで津浪が来たそうです。周辺の建物も全部流されてしまいました。


この学校は、地震発生後、校長先生の機転で、津波が来るだろうと屋上へ逃げるよう児童を誘導し、児童は全員助かったそうです。


犠牲者がゼロということで、この建物は震災の記憶のメモリアル公園の一部として保存されるそうです。

福井理事長には、浜松のゆるキャラ 出世大名の「家康くん」の人形を進呈。
交流の証として、NPOの活動拠点に飾ってもらうようお願いしました。



次は福島県南相馬市へ(続く)  


Posted by T-NET at 20:21Comments(0)震災復興支援

2013年09月18日

【締切】9/20発 被災地復興応援ツアーin福島県&宮城県

9/20発 被災地復興応援ツアーin福島県&宮城県は、好評につき定員に達しました。

ただ今をもって受付を終了させていただきます。
ありがとうございました。

NPO法人地域づくりサポートネット  


Posted by T-NET at 23:10Comments(0)お知らせ震災復興支援

2013年09月18日

防災名札を作ろう!

災害発生時、万が一、子どもが親と離ればなれになってしまったら・・・子どもは自分の住所や電話番号を言えるでしょうか。泣かずにちゃんと周りの大人に助けを求めることができるでしょうか。とても心配ですよね。

いざという時のための防災名札作りに挑戦!
そこで、福島県田村市出身の大竹真希子さんにご協力いただき、いざという時に子どもに持たせる防災名札づくりに挑戦しました。
真希子さんのお嬢さんは震災当時10歳と1歳。1歳のお嬢さんだけでなく10歳のお姉ちゃんも寒さと不安ですっかり口数が少なくなってしまったそうです。そこで、真希子さんはお嬢さんたちの下着にマジックで大きく名前と電話番号を記入してあげたのだとか。


お嬢さんのリクエストにこたえ、かわいいブタさんのイラストを入れました。

避難時のお話を聞きながら、必要な情報に絞り邪魔にならない名刺サイズのカードを作りました。裏面は本人確認ができるよう写真にしました。家族写真にしても良いですよね。
出来上がったカードは防水対策としてプラスティックケースに入れたり、ラミネート加工したりしました。そして、首から下げられるようにしたら完成。安全ピンで洋服にとめられるようにすると、なくす心配がありませんね。


ケースに入れ首から下げたり、洋服にとめたりできるようにしておくとなくす心配もなく、水にぬれても安心です。ママの手作り名札にニッコリ笑顔。

皆さんも作ってみませんか?
パソコンが使えないという人は手書きでも大丈夫。家族写真の裏に名前や住所、保護者の連絡先を記入するだけでも、立派な防災名札の完成です。ぜひ皆さんも作ってみてください。

防災名札に記載する情報例
 表 面名前(ふりがな)
  血液型
  学校名
  生年月日
  住所
  保護者連絡先
  保護者と連絡が取れない場合の連絡先    
   (例:両親の実家、頼れる友人)
  その他(食物アレルギーや疾患、保護者からのメッセージ等)
 裏 面
  写真(本人写真や家族写真)
  


Posted by T-NET at 16:00Comments(0)震災復興支援

2013年09月02日

9/20夜発!被災地復興応援ツアー参加者募集

静岡県内に暮らす被災者のふるさと訪問「9/20発 被災地復興応援ツアーin福島県&宮城県」の参加者を募集します。

被災地の現況を知ることで震災の記憶を風化させないこと、被災地の方々との交流で被災された地域や人々への思いを強めることを目的に被災地の復興を応援するツアーを開催します。

ツアーには静岡県内で避難生活をおくる川里・新妻姉妹(福島県南相馬市から避難)と鈴木幸子さん(宮城県山元町から避難)が同行し、被災したふるさとを一緒に案内します。

交流会には米国タイム誌から、2011年版の「世界で最も影響力のある100人」選ばれた南相馬市の桜井市長にもご参加いただきます。
また、南相馬市の国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」で行われる「法螺貝(ほらがい)」の披露など、地元の伝統文化にも触れることができます。参加者を募集しています。

 
■日 時:平成25年9月20日(金)夜発~9月22日(日)夜着
      浜松駅前・静岡駅前からバスで出発
■訪問地:福島県南相馬市ほか、宮城県山元町
       *静岡県内で避難生活をおくる川里・新妻・鈴木さんが案内をしてくれます
■内  容:被災地の視察(福島県南相馬市・新地町、宮城県山元町)
      被災地復興産業施設の見学と施設で生産された野菜の食体験
      南相馬市博物館の見学
      市民との交流会(南相馬市市長、南相馬市市民有志、NPO、ほか)
■参加費:18,000円 
      (バス代、宿泊費、朝食1回、昼食2回、夕食1回(交流会)、施設入場料、保険料等込み)
■定 員:25名 (先着順)
■申込締切:9月18日(水)
■申 込 み:チラシ裏面の用紙はこちらをクリック       
       FAXまたはメールにてお申し込みください      
       申込みをされた方には詳細のご案内をお送りします

■お申込み・お問合せ■ 
  NPO法人 地域づくりサポートネットへ
      電話:053-458-3480 FAX:053-455-0328
      E-mail:info@shizuoka-t.net

【主  催】NPO法人地域づくりサポートネット  
【バス・保険手配】い~ら旅行舎